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【書評】学びを結果に変えるアウトプット大全

初めての書評

約3ヶ月ぶりの投稿です。 書かなきゃな…という気持ちを抱きつつも、目の前のタスクに追われ続けて結局投稿できていませんでした(笑)

複雑な気持ちですが、新型コロナウイルスの影響で就活が完全に停止した結果、若干の余裕ができました。

TL; DR

私は基本的に技術書か自己啓発しか読みません。

私の彼女も含め小説が好きな人の多くは、頭の中で登場人物が動いたりするそうです。 私は活字に対する苦手意識もさることながら、それがないので読む気になれません。

いつか小説も挑戦したい…

それはさておき、私が自己啓発本を読むようになったきっかけの本があります。それが学びを結果に変えるアウトプット大全です。

この本の作者は「樺沢紫苑」さん。(かばさわって読めませんでした…)精神科医としてお勤めされながらも、10年以上メルマガや書籍の出版に取り組んでいられるすごい方のようです。それだけでなく、月10本以上の映画鑑賞や10回以上の飲み会など、プライベートにも時間を割かれているようです。

「そんなんありえん、絶対嘘だ」と思いつつ、少し気になって買ってしまいました。

結論

この本は「よくある自己啓発本」といった印象ですが、内容が濃く感じました。 他のアウトプットに関する本を何冊か読んで得られた知識をまとめて読み返しているような気分を感じらる、体系的に上手くまとめられた良書だと思います。

具体的な内容としては

  1. アウトプットの比率
  2. アウトプットの作法
  3. 成長するマインド

の3点を取り上げていると感じました。

1. アウトプットの比率

この本の、まず一番に伝えたい内容はこれだと感じました。

大体の人がインプット主体の学習をしているのが問題で、アウトプットを増やさないと成長はない。といった内容でした。具体的な比率を挙げており、取り組みの具体例も少しあったのでイメージしやすいと思います。

この本全体を通して言えることですが、引用が多いため書いてある内容に対して懐疑心を持たずに受け入れられます。

アウトプットの重要性をしっかりと理解できる内容です。

2. アウトプットの作法

具体的にどのようにアウトプットするのかを挙げています。

ブログに関しても言及していて、このブログ開設のきっかけでもあります(笑)

本を読んだら3点の気づきを挙げる、資料作成などにおいて100点を目指さない、などのありふれた内容がメインでした。

3. 成長するマインド

この本の意外な部分でした。

アウトプットに一見関連がなさそうな内容も取り上げています。具体的には、ポジティブなワードを使う、睡眠の重要性などです。

この本の軸として、「アウトプットによる成長」があるのかもしれません。そう考えると、ここの内容もアウトプットに結びついてすんなり受け入れられました。

感想・考察

私は大学院に進学しましたが、研究に通じる部分がありましたね… 読んだ論文の内容を忘れる、いつまでたっても同じサイトの情報を見返してしまう。。。など、思い当たる節がありまくりです。

その解決になるかは人それぞれですが、この本でも触れている「アウトプットで得られた気づきから行動を起こすこと」が大切だと思います。

私はこの本を読んでから、論文を1枚の紙にまとめて保存し、いつでも読み返せるようにしています。 また本1冊に対して3つの気づきを見つける、そういった意識を持って読書することで内容の定着度が大きく向上した実感があります。

自己啓発・ビジネス書ですので、社会人の方が読まれる前提の書かれ方をしています。 しかし、中高生をはじめとした勉強に励む方こそ読むべきかと思いました。

まとめ

読む価値は十分にあると思います。

また自己啓発系を日常的に読んでいる方であっても、体系的に知識を整理できる内容になっていると感じました。

この本が中高生から社会人まで、毎日勉強を頑張っている人たちに届くことを願っています。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

  • 作者:樺沢紫苑
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)